日によっては喉の調子が悪いときがあります。しかも大事な発表の時に限って調子が悪くなるものです。しかし意外とお客さんにはその「調子の悪さ」は気付かれないものなのです。気にしているのは自分だけで、終わった後、調子悪くてごめん!って言っても「え?
そうだったの?」と言われることが経験上多いです。
だったら初めからそんなこと気にしないで思いきりやった方がいいですね。発表中に調子の悪さを気にしたらその時間がもったいない!
私も在団中はビタミンCのドリンクをがぶ飲みしたり、馬刺しを食べたり、マスクしながら寝たり、かなり神経質になっていました。しかしやりだすとキリがないです。どんどんドツボにはまってしまいます。
どんな日もあります。だから朝起きて調子が悪ければもう諦めるしかないのです。それも全て受け入れつつ、以外とお客さんには気付かれないものだと割りきってしまえば精神的にはかなり楽になれます!
喉の調子が良かろうと悪かろうと自分のできる最高のパフォーマンスをしてください!
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喉の調子
息の調節
呼吸の練習をするとき歯をツーと鳴らしながら息を吐く方法もあります。しかし私は歯を開いたままやるように言います。なぜなら息の流れを歯でせき止めてはいけないからです。
小学生の時、トイレ掃除でホースの先っちょをつまんで水のかけあいをしましたよね。勢いよくピューと飛んでいきます。
息の流れはそうなってはいけないのです。水の勢いは先っちょで調節するのではなく、蛇口で調節してください。人間の体に言い換えると、息の流れは口先で調節するのではなく、あくまでお腹でコントロールしてみてください!
重心2
まっすぐ立ちましょう。といっても歌っているうちに無意識に左右どちらかに重心が片寄ってしまう人がいます。そうなってしまうと床からもらう力が半減してしまいます。
ちなみに口の形も左右どちらかがつり上がってしまう人もいます。そうなると、響きが分散してしまいます。
ついでにいうと、肩も左右非対称になることがあります。これらはいずれも自分で意識しないうちに勝手になっているのです。
いつも鏡で体全体が片寄っていないか確認しましょう!
声の距離感3
自分の顔の近くで声が響いている人は、自分の声がよく聞こえるので、安心して歌えます。ただ思いが相手に伝わりにくいです。
一方、自分の体から声が離れて発声できる人は、音程が合っているか常に不安ですが、思いは伝わりやすいです。
みなさんはどちらを選びますか?
身振り手振り
一曲を歌うのにボーっとつったったまま歌うわけにはいきません。所々で身振り手振りが必要です。しかしいざ動かしてみるとこれがなかなか難しい!
ここで必殺技をお伝えしましょう。
歌詞の全てに動きをつけるとやかましくてしょうがないです。ここぞというときだけ手を動かしてやりましょう。
例えば「♪あなた」 と言う前にあなたに向かって手を出すのです。「言う前に」というのがポイントです。言いながら出しているようでは遅いのです。なぜなら、歌詞より先に手が出るということは、きちんと頭に命令が送られた上で「♪あなた」が発声できているからです。この仕草が歌詞と同時あるいは遅れるようだと、頭に命令が行かないうちにその言葉を発していることになります。結果その言葉をが伝わらない。
「♪あなたが」にしても「♪わたしが」にしても、歌詞より先に手をだしてあげましょう!