息の吸い方

息を吸う際、鼻で吸った方がいい?それとも口で?と迷う方が多いです。

鼻と口では一長一短があります。鼻で吸う場合は深く吸い込めるけど、時間がかかる。口で吸う場合は、素早く吸えるけど浅い呼吸になってしまう。

鼻で吸うのが日常的になっている方は、準備する時間のある歌い出しの時は大丈夫ですが、曲の途中の忙しい時には息継ぎがとてもまにあわないですね。

ですので、歌をうたう時には口で吸うことを心掛けましょう。かといって鼻をつまんで口だけで吸うわけではなく、あくまでも鼻通りの良い状態で口をメインに吸ってください。

でも、いくら鼻通りの良い口呼吸だとどうしても浅い呼吸になってしまうので、鼻だけで吸っている時と同じくらいの深い呼吸を口で行えるように日々トレーニングすることが大事ですね。

自主練習をする時には、まずは鼻だけで深く吸い込んでみて、お腹にいっぱい溜まる感覚を憶えつつ、その後、鼻通りの良い口がメインの呼吸に変えていきましょう。

2021年06月20日