舌の位置

前回、前々回では「喉の開き」について説明しました。慣れてくれば、わざわざ「オェっ」とやらなくても、自分の意思で舌の付け根を下にさげて、軟口蓋を上げることができるようになります。
今日は実際に声にしてみましょう。まずは、
舌の付け根が下にさがっているのを確認したうえで、「アーオー」と発音してみましょう。
喉の奥が広い状態で発音できますね!
では次に「イーエー」と発音してみましょう。
あれ? 舌の付け根が下がりませんね。そうです。「イ」と「エ」で舌の付け根をさげるのは至難の業なのです。これは日本語の母音の発音上仕方のないことなのです。だからといって諦めてはいけません。なるべく舌の付け根が浮いてこないように訓練しなければならないのです。
最初はアントニオ猪木みたいな声になってもいいので、舌の付け根がなるべく浮いてこないように「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」の5つの母音を練習してみてください!

2021年06月30日